田崎真珠 企業存続の前提に疑義

ゼクシィにも登場する国内有数のジュエリー企業、田崎真珠に関する共同通信の記事(1月23日)です。

企業存続の前提に疑義 田崎真珠、資金繰り影響も 

田崎真珠は23日、2007年10月期の有価証券報告書に「継続企業の前提に関する重要な疑義が存在している」との注記を付ける、と発表した。同社は理由について「(経営不振で)今年に入り、取引金融機関から、今後の資金提供や借入金の借り換えについて態度を保留する旨の示唆を受けたため、資金繰りに影響を受ける可能性があると判断した」と説明している。

 田崎真珠は仕入れを大幅に削減するとともに、遊休不動産や有価証券などの流動化で、短期的に必要な資金を確保するとしている。

 田崎真珠は07年10月期に連結純損益が20億円の赤字になるなど、3年続けて純損失に陥った。取引金融機関からは経営体制や事業計画の見直しを求められていたという。

 昨年12月には、創業者の田崎俊作社長が代表権のない名誉会長に退き、田崎征次郎副社長が社長に就任する人事を決めている。

(共同)

 同社は、創業者で54年間社長を務めた田崎俊作氏が本日の株主総会で退任し、弟の征次郎氏が新社長に就任する予定。その慶事を前に、銀行(メインは三井住友のはず)が借金の借り換えに応じないぞ、と噛みついたということですね。キャッシュがまわらなければ企業は継続出来ない(倒産する)可能性もあるので、監査法人が会社に発表させたのでしょう。

 田崎真珠は東証1部上場企業で、真珠ではミキモトの次に有名(規模は田崎が上)だし、ダイヤモンドでもデビアスから原石の供給を受けることが出来る国内唯一のサイトホルダー。銀座の1等地に店舗もあるし、一時は大卒国内採用ランキングで上位に入るくらいの勢いだった。

 しかしこの会社、過剰在庫で財務状況はずっと良くなかった。銀座のビルは売却(現在は賃借)、在庫も減らしたけど、まだ売上の2年分相当残っている。真珠屋さんは、在庫は資産という考えが根強いそうだけど、今の状況でこれを処分するのは大変だろうな。損益も過去7期で黒字は2期だけで、累計で100億円超の赤字。それでも配当はしっかりしてた(社長が筆頭株主だった)から、銀行も怒るわな。いずれにせよ、銀行からお金を借りるために、在庫処分や店舗閉鎖のリストラが避けられない。それも早急に。

 田崎のエンゲージリングのコストパフォーマンスは、今までも悪くなかった。これから、始まるであろう緊急セールは絶好のお買い得だと思いますよ。インチキじゃなくて、本当の換金セールだもの。

田崎真珠さん、何とかがんばってくださいよ。倒産したら社員がかわいそうだ。

(2008年1月25日)

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